さてみなさん、生成AI活用されていますか? 生成AIの活用がどんどん進む中で、ドキュメントの重要性が再認識されていると思います。
そんな中、AWSからはKiro、GitHubからはSpec Kitが登場し、仕様駆動開発も注目を集めています。 ドキュメントの重要性が増していることの表れだと思います。
ソフトウェア開発におけるドキュメントを考えたとき ドキュメント体系と、ドキュメント基盤の2つの視点に分けて 考える事もできるかと思います。 ちなみにこの考え方は近い考えはありますが、必ずしも普遍的なものではなく あくまで本発表における定義です。
本発表でいうドキュメント体系とは、ドキュメントをどう構成し、どのように役割分担するか ドキュメント間の関係性はどうするか、という視点です。 仕様駆動開発の本質に関わる部分でもあります。
一方でドキュメント基盤とは、ドキュメントをどのように作成・管理・運用するか、という視点です。 あくまでドキュメント体系を支える基盤であり、技術的な側面が強い部分です。
本発表のスコープは、ドキュメント基盤の部分です。
私たちは7年前、従来のOffice文書ベースのドキュメントから脱却することを決意し Markdownベースのドキュメント基盤を構築・運用してきました。 比較的ドキュメントへの要求水準が高い、大手金融3社のSIプロジェクトで800ページを超えるドキュメントを 最長7年にわたり持続的に運用してきました。 この7年の間に、多くの苦労を経験し、ノウハウを得ることができました。 本発表では、私たちが実践してきた事例とノウハウを包括的に紹介します。